今回、ご紹介する〖WPP シン・年金受給戦略〗は、中田敦彦さんのYou Tube大学『年金問題編①~②』で参考にされていた書籍です。繰下げて後悔するのは「あの世」繰上げて後悔するのは「この世」はこの書籍からの引用です。
161ページに図解入りのため2~3時間程度で読み終えます。
目次
著者:谷内陽一 | WPP シン・年金受給戦略
著者である谷内陽一さんは、厚生年金基金連合会(現:企業年金連合会)、りそな銀行を経て、現在は第一生命経済研究所・主席研究員であり、日本年金学会副代表幹事、社会保障審査会臨時委員(企業年金・個人年金部会)を兼任されるという輝かしいキャリアをお持ちの方です。
その谷本さんが教えてくれる新しい年金の考え方WPPモデルは、まさに目から鱗の情報です。
年金の考え方から実際の方法論までを幅広く網羅しています。将来設計の道しるべとなる年金の教科書として持っておきたい一冊です。
この本からはこんなことが学べるよ。
- WPPモデル「就労延長」「私的年金等」「公的年金」の有効性
- 繰下げ受給の重要性と具体的な例
- 人生100年時代という「いつ終わるかわからない試合」への臨み方
WPPモデルとは、「就労延長 (Work longer)」「私的年金等 (Private pensions)」「公的年金 (Public pensions)」の頭文字を取った新しい年金受給モデルです。
できる限り長く働き、公的年金は生涯にわたりもらえるのため、できる限り受給開始を繰下げて厚みを持たせる。
そのため定年後から公的年金を受け取るまでの間を私的年金や貯金、投資で貯めた資金等で賄う。
このようにはっきりとした具定例と詳細な説明、シミュレーションが図解でわかりやすく説明されており、初心者には少し難しいかもしれませんが、後半には個々の年金の特性までが書かれています。
人生100年時代を安心して生活したいですか?その答えがここにあります。